巡航ミサイルはいかが?
日本は核武装したほーがいいんでないか、という非現実的な討論熱が冷めたのは、大変によろしいことだと思います。
ずるい話ながら、人類史上唯一の被爆国というアドバンテージを自ら捨てる必要はありません。
問答無用で世界各国に日本が出せる黄門様の印籠といったら、ヒロシマ・ナガサキしかないでしょ。
ピカドンで亡くなった方。また今でも原爆症で苦しんでおられる方には申し訳ないんですが、外交的に被爆国というのはかなり説得力のあるネタなのですよ。
日本の地理的歴史的事情を滔々と訴えかけるより、黙って被爆写真展を見せてやれば問答無用で伝わる。
ええ、ユダヤのホロコーストと対峙できるだけのものが、原爆投下にはあったわけですよ。
航空自衛隊的には、かつてF-4EJファントムⅡを導入する際、他国を攻撃できる能力があるからといって、空中給油機能をわざわざ取り外したものでした。
でもファントムのいいところは、エンジンが2発あってパイロットも2人いるとこです。
仮にエンジンが1発イカれても、まだ飛べます。
パイロットが心臓発作で亡くなっても、まだ1名いますから飛べます。
これを「サバイバリティ」というのですが、なにかあっても帰還できる能力ですね。
実は空中給油機能もサバイバビリティ向上の一環でして、燃料不足になっても給油すればちゃんと帰れる。
島国である我が国としては、海上でガス欠になったりエンジントラブルに遭う可能性は大きく、数億円という税金を投入して育てたパイロットの喪失は、実のところ国民的損失でもあるのですよ。
幸いにも、空中給油機の導入は決定事項のようで、かつてのファントム導入の際の社会党もいませんし、左翼的ハードルは低くなったようではあります。
で。空中給油機がオッケーなら、巡航ミサイルもオッケーとはならないのかと。
大陸間弾道弾みたいな派手なミサイルは、もう最初から核兵器を搭載するためにあるようなものですが、その点で巡航ミサイルは違います。
基本的に巡航ミサイルはピンポイント破壊を得意とする命中精度に価値があります。
つまり、金正日の自宅だろうが、別荘だろうが、愛人宅だろうが、ピンポイントで破壊する能力があるのですね。
命中精度の誤差を爆薬の威力でカバーできれば、ヘキソーゲンたった100kg搭載でも威力は抜群。北朝鮮の防空能力では対抗しようがないはずです。
しかも。日本の誘導ミサイル技術というのはかなり高精度なもので、たぶん金正日宅の便所だけを吹き飛ばすことも可能なはずです。
対艦船国産ミサイルのASM-1の発射実験ときたら、そういう精度が必要なのかというくらいによく当たってました。
もひとつ。巡航ミサイルのいいところは、地上に発射基地がなくても、艦船からでも航空機からでも発射が可能なこと。
つまりどこから飛んでくるかわからないんですね。
欠点は迎撃機に捕まる可能性がある速度でしか飛べないこと。
けれどそれは多数同時発射で十分にカバーできます。
いや、実際には発射しなくていいんです。日本が高精度の巡航ミサイルを保有しているという事実だけでいいんですよ。
このひとつで、たぶんヤツの態度は変わりますよ。
どこに落ちるかわからない低精度のテポドンと、必ず当たる巡航ミサイルとでは、最初からケンカになりません。
ピンポイントで我が国の脅威を排除する巡航ミサイル。
いかがでしょ。将軍様だけならず、人口の多いあの国も少しは態度が変わると思うのですが。詐欺師みたいな某大国も、こっちの言い分を聞いてくれるようになるかもしれません。
ヤツらの理不尽につきあうのはもうたくさんだなあ、と思った私の頭に浮かんだのが巡航ミサイルだったんですがね。
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コメント
それだけ語っておいて、オチがそのカットかい!w
投稿: 福江w | 2007年1月19日 (金) 20:26